今治は自然災害が少ない⁉

過去の自然災害

最近は台風のニュースが多いように感じます。
以前、今治移住の記事で今治には台風があまり来ないようだと書きましたが、
単にそう感じたことを書いたので、ふとホントはどうなんだと気になりました。

ネットをググってみて、四国災害アーカイブというサイトを見つけ、
今治で平成以降という条件で検索してみますと、
な、な、なんと22件もあるじゃないですか。

内訳は、台風が12件でトップ、次いで地震が3件、干ばつが3件、
梅雨被害が2件、山火事が2件というようになっていました。
今治にも台風が来るんですね、少しショック。

過去の台風被害の概要を見てみました。

時期 台風名 被害概要
平成16年(2004年) 台風23号 3つ隣の市で被害が大きかったよう。今治では一部築堤崩壊があった
平成11年(1999年) 台風16号 道路、河川、農林業施設の被害で7,092万円の被害総額
平成10年(1998年) 台風10号 道路、河川、農林業施設の被害で7,099万円の被害総額
平成9年(1997年) 台風19号 道路、河川、農林業施設の被害で1,154万円の被害総額
平成6年(1994年) 台風26号 道路、河川、農林業施設及び農作物の被害で1億2,800万円の被害総額
平成5年(1993年) 台風13号 道路、河川、農林業施設及び農作物の被害で1億2,800万円の被害総額
平成3年(1991年) 台風19号 岡村島の被害甚大。住宅の損壊や海水侵入の他、漁船や道路、農作物等の被害大
陸地部でも防潮堤の決壊、住宅の海水侵入で、全壊1軒、半壊11軒、床上浸水96軒の被害
また別の地域では、道路、河川、農林業施設及び農作物の被害で1億2,500万円の被害総額
平成2年(1990年) 台風14号 道路、水路の被害が900万円
平成元年(1989年) 台風22号 道路、河川、農林業施設及び農作物の被害で1,500万円の被害総額
平成元年(1989年) 台風17号 道路、河川、農林業施設及び農作物の被害で2,300万円の被害総額

(注)平成3年台風19号は被害から見ると3件と数えるべきところ1か所にまとめた
(出所)四国災害アーカイブ(shikoku-saigai.com)から抜粋

以上のような結果です。こうして見ると今治にも時々台風被害は及んでいます。
少ないように感じたのは台風被害の痕跡も消えているからでしょうか。
認識不足でしたが、直近でも2004年ですからめったに来ないといえそうでは。

自然災害と対策

今年の台風15号被害では千葉県が大停電になり、
復旧に手間取ったのは記憶に新しいですね。
これは電力の広域配電に被害が出たということで、
自然災害の次に起こった人為の対策がもたついた例でしょうか?

地震被害だってよく言われるのは、
二次災害で痛ましい悲劇が起こることが多いとのこと。
西日本大震災や東日本大震災では二次災害があまりにも大きかった。

2~3年前、愛媛の県会議会で南海トラフ地震の対応を質問する議員がいました。
地震そのものの予測は非常に難しいでしょうから、
もし起こったと仮定して、どう対処するかが中心となる検討課題と思います。
広域被害については行政や議会の方で対策して頂きたいものです。

今治の場合、人口がそんなに多くなく、家屋もそんなに密集していません。
従って、広域被害におよぶ可能性は都会地域と比べて低いと思います。
むしろ、被害にあった人の寝食の手当てが大事だと思いますが、
殺伐とした大都会と違い、隣近所の助け合いというのもあるんじゃないでしょうか。
もっとも私は引きこもりなもんですからその点に思いも及ばず、暢気に構えてます。

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