コンピュータ技術が倍々ゲームで進化するとか。
面白いのですが、コンピュータに焦点を当てたもので、
社会とか経済の変化までは予測していないように思います。
門外漢ですから大胆予想はできません。ちょっと問題提起ということで。
未来予測は面白い
未来予測は面白いものです。みな興味津々で注目します。
商売にもなります。
ちょっと前の2000年はノストラダムスの大預言でしたが、
今は2045年のシンギュラリティというところでしょうか。
このシンギュラリティ―は、コンピュータの指数的技術発展を
前提にしての話です。つまり2次曲線みたいに放物線的に発展すると。
これはコンピューターに特化した議論ですが、けっこう面白いです。
個人的には、ドンドン進歩してほしいと思っています。
しかし、もっと気になるのは社会・経済のあり様がどう変化するか?
未来学者もそんなに語ってないように思うんですけど。
SF映画に見る社会・経済
スーパーコンピューターと戦うものだったと記憶します。このテーマは悪人がスパコンを利用して天候を変え、商品相場で大儲けを企むというもの。
つまり、コンピュータ以外は社会や経済の仕組みはあまり変わっていないって話でした。
ロボコップは脳以外は完全な機械。つまりサイボーグです。社会はロボットの普及が進み、供給元のオムニ社は超巨大企業になっています。
この段階では超巨大企業が出てくるものの、ロボットは人間の下で働く存在です。経済は想像の範囲内で直線的な延長線上になっているような感じです。もっともオムニ社の企業経営は現代風です。
主人公は完全義体で、脳みそまで電脳化されているという設定。また主人公は公安9課という警察組織に属し、ネットがらみの巨大な犯罪と戦うという話。
社会は現在の仕組みからあまり変わっていないのでは?「個別の11人」とかでは、貧乏で新しい義体が手に入らないというのがありました。この段階でも貧富の差は描かれており、結局、現在の社会や経済の直線的な延長線上にあると思われます。
世界的にヒットした映画です。最初見た時ストーリーがよく分かりませんでした。概要は、人間は気付かされることなく、カプセルの中で飼育され、マザーコンピュータのエネルギー源にされているということ。すべてマザーのコントロール下にあるという設定です。用済みになった人間はトイレの汚物のように流されてしまいます。
この映画では、社会や経済は現在の物とは全く違っているように思います。つまり、社会とか経済はマザーによって作られた妄想でしかなく、人間的な活動はないのです。こうなると人間ではなく、マザーの“餌”ですね。現在の社会や経済は消失ということでしょうか。
マトリックスの設定は凄い。
人間がいつの間にか“餌”にされているんですから。
抵抗とかなかったのですかね?
2、3、人間について
歴史が好きなので、歴史的観点から少し話します。
太古の昔、頑強なネアンデルタール人は滅びました。
頑強でないホモサピエンス(人類の先祖)は生き残りました。
ホモサピエンスは、情報のネットワークを持っていたためとか。
人間のネットワークをコンピュータが取れば、人間はネアンデルタール化?
ヨーロッパの暗黒の中世に入る前、人力ですがかなりメカニカルで、
進化した脱穀機などの農機具があったと言います。
それが蛮族に蹂躙され、その進化物は捨て去られ、進化は停まったとか。
蛮族が出てくる可能性はないか?分かりません。
昔読んだ生物生態学者の本に、こんなのがありました。
カタツムリは皆同じに見えます。しかし、一つの枝の上に、2匹の
カタツムリを置くと、一方が強気に、他方が弱気になるんだそうです。
もしかしたら相対的関係がなくなり、人間は個性消失で、皆同じ?
いやいや、その前に富の配分がどうなるかとか、いろいろ考えないと。
そうなると私の力は全く及ばないので、この辺りで止めます。