2017年に話題沸騰加計学園の獣医学部開学に関する雑感
2107年にテレビ新聞に及ばず国会でも沸きに沸いた加計学園すなわち岡山理科大学の今治市に獣医学部新設問題。覚えている人も多いのでは。
2018年4月には無事獣医学部が開学しました。
なんでも52年ぶりの獣医学部新設に今治が栄誉に浴したわけです。
めでたしめでたし。
今治市はもともと長いこと大学の誘致を望んでいました。
だから地元民の総意としては加計学園の獣医学部も歓迎していたはず。
糾弾の急先鋒の民進党は地元の反対を望んでいたかもしれませんが、
それは民進党さん、民意を汲んでませんでしたね、全然。
それが原因かどうか知りませんが民進党は解党。不思議とは思いません。
一連の議論で出てきたキーワードの中で、私が重要と思ったのは、
将来需要予測と獣医学の国際水準へのキャッチアップでした。
忖度とかより遥かに重要ですよ。
だけど、本来担当であるべきはずの文科省が全然検討しておらず、
申請者に示せと逆切れする始末。この省、キャバクラの調査は熱心みたいだけど。
また、国際水準へのキャッチアップといったのは日本獣医師会ですよ。
彼らは日本の獣医学は遅れていると大声で言っているんですかね。
望むらくは、日本人の子供によくある逆切れをしないでほしいものです。
つまり、「加計、お前独りでレベルアップしろ」などとは獣医師会さん言わんといて。
岡山理科大学の今治キャンパス、素晴らしい
開学から既に1年半ほど経過しており、
ニュースもないので順調に運営されていることと思います。
最初に入学した学生は今は2年生です。
そろそろ獣医学に対する興味が深まる頃ですよね。
私は今治の住人であるのに、
岡山理科大学の今治キャンパスがどこにあるのか知りませんでした。
それで、ネットで場所を調べて見に行くことにしました。
ありました。隣近所はよく手入れをした人工自然公園なんでしょうか。
そこに1車線の道路が走っており、
道沿いに岡山理科大学今治キャンパスがあります。2棟です。
きれいです。まだまだ新築ですから。
私はただの野次馬ですから中に入れてもらえないと勝手に思い、
キャンパスの前の道路を少し歩いてみました。
私の若いとき行った大学は古い建物ばかりでしたから少し羨ましい。
こういう所で学んだ学生は自然にも動物にも優しいでしょう。
獣医さんだから当然か。
私はこの学部の将来に思いを馳せて見ました。
そういえば話は少しかわりますが、50年近く前、
愛媛大学に医学部新設問題がありました。その当時、新設反対の声も多かったとか。
当時、香川や高知は医学部を持っていませんでしね。
反対を押して新設です。
今はどうでしょうか。私が松山の四国がんセンターに見舞いでいったときです。
愛媛大学医学部生が廊下を歩いていた時、そこの勤務医が呼び止め、
就職先を決めたか聞いていました。
決めていないと聞いて、うちに来なさいと熱心に勧めるじゃないですか。
50年前の医師需要予測は大当たりという所でしょうか。
獣医学部もそうあってほしいものです。