フェイクニュースの対処法

フェイクニュースはトランプ大統領だけを悩ますものではありません。
芸能人などの有名人や、はたまた一般人まで標的になることがあります。
標的になった人は法的対応も検討するのが良いかも。
標的にならなかった人は、面従腹背で追従したかのようなフリを
することが多いかもしれませんが、デマかどうかぐらいは判別してください。

ネット上には嘘の情報だらけ

最近のニュースで、某女優がエリート官僚と結婚したことに絡んで
彼女に関する色々なデマがインターネット上で出回ったとか。
よくあることです。これに対し、彼女は自らのブログで、
これはフェイクニュースであるとし、専門家による調査を検討すると
書いたという報道でした。

実害が出たなら法的対処は当然。
ドンドンやってくださいという感想です。

それにつけても世の中には嘘が多いですね。
大新聞だって、虚偽報道は都度暴かれて何十件も羅列される始末です。
テレビだって、過去には某テレビ局社長が、
「テレビは洗脳装置。嘘でも報道しちまえばそれが真実」とか、
「社会を支配しているのはテレビ」とか言ってましたが、
ヤラセ報道は直ぐ炎上です。

ネットの時代になっても同じことの繰り返しです。
ただ、ネットの場合匿名性ですから、逃げられると思ってでしょうか、
酷く下品なことも平気で流します。

賢人のフェイクニュース観

高校の時習った徒然草の一節に、フェイクニュースに踊る群衆の記述があります。
ポイントだけ言いますと次のようになります。

・「伊勢の国」、「女が鬼になった」、
「都に上がってきた」という話が出回る
・話を聞いた都の人は鬼を見ようと大挙して東に駆けたり
西に走ったり
・挙句の果ては喧嘩をおっぱじめる
・でも誰が言い始めたか誰も知らない
とまあこういう話です。もし、上のような鬼だったら私も見たいもんですが…

簡単に解説しますと、
・伊勢の国は①遠くであることで、女という②日常接触している
存在が鬼という非日常的なものになり、③近くにやってくる
ということです。私はこれをフェイクニュースが成功するための
3大要素と考えています。
・群衆行動と喧嘩の誘発がお決まりのコース。
・それでも情報源は分からない。もし分かったら群衆は素に戻ります。
というのが私流の解釈です。

徒然草の作者である吉田兼好は14世紀の人ですから、昔から
こんなことが起こっていて、今も似ています。
これって、社会の中の人間の変わらぬ本性の一面ですか?

簡単にできるデマの見ぬき方

ホントかウソかは簡単に見抜けます。
何もシャーロックホームズである必要はありません。

ネットのデマの場合、チェックポイントは次のようなものがあります。

◆多くの場合は1人か2人の犯行です。大勢に見せかけても変な言い回しとか誤字脱字が伝搬しています。
◆拡散してください、などと自身の目論みを押し付けようとします。
◆画像は修正したものを使っています。

なお、情報源として外部リンクがあっても用心しましょう。
まず、ドメイン名だけをググるといいかもしれません。
大抵の場合、エロとかの変なドメインです。

これだけ用心しておけば、周りの人がバカになって踊らされていて、
お前も同調しろとばかりに強制しようとしても、論破できます。

結論としては、デマには関わらない方が良いです。
変だと思っていても同調するフリをする人も多いですが、
やがては喧嘩になったりで得策ではないのです。

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