芸能人などの有名人や、はたまた一般人まで標的になることがあります。
標的になった人は法的対応も検討するのが良いかも。
標的にならなかった人は、面従腹背で追従したかのようなフリを
することが多いかもしれませんが、デマかどうかぐらいは判別してください。
ネット上には嘘の情報だらけ
最近のニュースで、某女優がエリート官僚と結婚したことに絡んで
彼女に関する色々なデマがインターネット上で出回ったとか。
よくあることです。これに対し、彼女は自らのブログで、
これはフェイクニュースであるとし、専門家による調査を検討すると
書いたという報道でした。
実害が出たなら法的対処は当然。
ドンドンやってくださいという感想です。
それにつけても世の中には嘘が多いですね。
大新聞だって、虚偽報道は都度暴かれて何十件も羅列される始末です。
テレビだって、過去には某テレビ局社長が、
「テレビは洗脳装置。嘘でも報道しちまえばそれが真実」とか、
「社会を支配しているのはテレビ」とか言ってましたが、
ヤラセ報道は直ぐ炎上です。
ネットの時代になっても同じことの繰り返しです。
ただ、ネットの場合匿名性ですから、逃げられると思ってでしょうか、
酷く下品なことも平気で流します。
賢人のフェイクニュース観
高校の時習った徒然草の一節に、フェイクニュースに踊る群衆の記述があります。
ポイントだけ言いますと次のようになります。
「都に上がってきた」という話が出回る
・話を聞いた都の人は鬼を見ようと大挙して東に駆けたり
西に走ったり
・挙句の果ては喧嘩をおっぱじめる
・でも誰が言い始めたか誰も知らない
簡単に解説しますと、
・伊勢の国は①遠くであることで、女という②日常接触している
存在が鬼という非日常的なものになり、③近くにやってくる、
ということです。私はこれをフェイクニュースが成功するための
3大要素と考えています。
・群衆行動と喧嘩の誘発がお決まりのコース。
・それでも情報源は分からない。もし分かったら群衆は素に戻ります。
というのが私流の解釈です。
徒然草の作者である吉田兼好は14世紀の人ですから、昔から
こんなことが起こっていて、今も似ています。
これって、社会の中の人間の変わらぬ本性の一面ですか?
簡単にできるデマの見ぬき方
ホントかウソかは簡単に見抜けます。
何もシャーロックホームズである必要はありません。
ネットのデマの場合、チェックポイントは次のようなものがあります。
◆拡散してください、などと自身の目論みを押し付けようとします。
◆画像は修正したものを使っています。
なお、情報源として外部リンクがあっても用心しましょう。
まず、ドメイン名だけをググるといいかもしれません。
大抵の場合、エロとかの変なドメインです。
これだけ用心しておけば、周りの人がバカになって踊らされていて、
お前も同調しろとばかりに強制しようとしても、論破できます。
結論としては、デマには関わらない方が良いです。
変だと思っていても同調するフリをする人も多いですが、
やがては喧嘩になったりで得策ではないのです。